戸谷 成雄 新作展  ミニマルバロック VII 

会期 :   2010年10月2日(土) - 11月13日(土)
会場 :   ケンジタキギャラリ-  
名古屋市中区栄3-20-25

時間 :  11:00 - 13:00, 14:00 - 18:00  
(日、月、祝 休)

    

参考画像
「洞穴体 II」(部分)2009年


内容

新作の彫刻

チェーンソーで荒々しく削った木の彫刻で知られる戸谷成雄の新作展。
「ミニマルバロック」と題された個展第7シリーズ目。今回は、絵画、リレーフ、彫刻を内在させた重層構造の新作を発表します。


戸谷 成雄 (とや・しげお)

1947 長野県に生まれる
1975 愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻科修了
1988 ヴェネチア・ビエンナーレに出品
2004 平成15年度芸術選奨文部科学大臣賞 受賞
現在、埼玉県在住


ポンペイの人型(火山の噴火によって埋没したポンペイの町が発掘された際に、現場の空洞に石膏を流し込んで現れた人の形)の写真は、制作の原点ともなる強い印象を学生時代の戸谷成雄に与えた。生命の痕跡、人間という物体を形作る表面の逆転、再生、また彫刻自体を成り立たせるものでもある"内と外の境界である表面"が長年の制作テーマとなっている。

主な個展(美術館)

1992 芦屋市立美術博物館(兵庫)
1994 町立久万美術館(愛媛)
1995 広島市現代美術館
2001 国際芸術センター青森
2002 入善町下山芸術の森 発電所美術館(富山)
2003 愛知県美術館
2006 宮崎県立美術館
2010 三重県立美術館 柳原義達記念館

主なグループ展

1981 「第1回平行芸術展」小原流会館(東京)
「第2回ハラ・アニュアル」原美術館(東京)
1988 「第43回ヴェネチア・ビエンナーレ」(イタリア)
1989 「ビエンナーレ・ミデルハイム・ジャパン」ミデルハイム野外彫刻美術館(ベルギー)
1990 「プライマル・スピリット:現代日本彫刻展」HARA MUSEUM ARC(群馬)、アメリカ、カナダに巡回
1991 「構造と記憶ー戸谷成雄・遠藤利克・剣持和夫」東京都美術館
1993 「第1回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」クイーンズランド・アート・ギャラリー(ブリスベーン)
1993-94 「Invisible Nature」プラハ城ロイヤルガーデン・ボールゲームホール(プラハ)、ハンガリー、ドイツを巡回
1995 「日本の現代美術 1985-1995」 東京都現代美術館
1997 「第9回インド・トリエンナーレ」ラリットカラ・アカデミー(ニューデリー)
2000 「光州ビエンナーレ」光州広域市(韓国) アジア大賞 受賞
2000 「樹霊三人展   - 構造・振動・記憶 - 」金津創作の森(福井県)
2001「生きろ」クレラー・ミューラー美術館(オランダ)
2002 「未完の世紀 : 20世紀美術がのこすもの」東京国立近代美術館(東京)
2004 「木でつくる美術」群馬県立館林美術館(群馬)
「森のくにの物語 戸谷成雄「もうひとつ森へ」」長野県信濃美術館(長野)
2007 「20世紀美術探検 - アーティストたちの三つの冒険物語 -」国立新美術館(東京)
「森のなかで」田辺市立美術館、熊野古道なかへち美術館、和歌山近代美術館(和歌山)
2009 「所沢ビエンナーレ 引込線」西武鉄道旧所沢車両倉庫(埼玉)


戸谷成雄 関連展覧会のご案内

■「戸谷成雄展 (橋本平八と北園克衛展 関連企画)」2010年8月7日〜10月11日 (三重県立美術館、エントランスホールおよび柳原義達記念館B室にて)